仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム

コンソーシアムで行ったイベントの報告や会員の紹介、プロデューサーや事務局職員の日々の活動などを掲載しているブログです。

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【事務局通信】sc3カフェvol.14 レポート

2010年2月26日

【事務局 大浦】

 仙台市若林区卸町の卸町会館5階に開設されたクリエイターの活動拠点「TRUNK|CREATIVE OFFICE SHARING」のオープンを記念して、カフェが開かれました。
 主催は経済産業省さんですが、SC3も協力団体として参加しています。

 今回のテーマはクリエイターの海外展開とiPhoneアプリの開発で、タイトルもずばり「WOWがリリースしたiPhoneアプリの開発秘話」です。iPhoneアプリだけでもホットな話題ですが、App Storeトップページのバナーになるほどの人気アプリ「addLib」の開発者「WOW」の長崎氏の開発にまつわるお話を聞けるということで、募集50名に対して倍の約100名の皆様に参加いただきました。(大反響ありがとうございます。)

長崎氏の話を中心に、コメンテイターとして、英国等での映像作家としての活動実績を持つ齋藤高晴氏(sc3プロデューサーの一人です)、日本の草の根音楽シーンを海外に発信しているジェイミー・ウィリアムズ氏(fromカナダ)のお二人、そして、進行は2009年春に開催されたアートゲリラ主催者ユニグラフィック竹野博思氏でスタート。

220225カフェ風景10.JPGのサムネール画像


前半は、WOW社の海外展開までの軌跡、苦労話をお話いただきました。
WOW社では、クライアントワークの他に、オリジナルの作品制作を行い、WEBや通常営業の機会などでオリジナル作品をアピールしていたとのことです。
オリジナル作品が契機で、メディアテークや県美術館などで作品展示を行うようになり、その展示作品の様子をUチューブにアップしたり、営業ツールにして配布しているうちにロンドンの展示の話につながったとのことでした。
このなかで、WOWさんでも、最初はどのように受け入れられるか分からなかったことや、営業ツールも、ヨーロッパの映像システムの規格に変換(※)したものを作っていた、というお話があり、なるほど、と思いました。また、英語について、デザインの用語は通じたり、映像で伝えたりできるということで、英語がきちんと話せなくともなんとかできる、との心強いお話でした。
※日本、北米はNTSC方式、ヨーロッパ、中国はPAL方式という違った規格が採用されています。

後半は、WOW社がリリースしたiPhoneアプリ「addLib」の開発についてです。
「addLib」については、以前「SC3事務局通信」でも掲載しましたが、iPhoneで撮った写真素材に自動でクールなデザインパターンを作成してくれるアプリです。
基本のコンセプトは、これまで美術館などで展示作品として観てもらっていたものを手元に出したい、ということだったそうです。そこから展示の特性である「一回離れたら見られない」という点を大事にして、ランダムにいろいろなデザインが出るようになっているとのこと。「iPhoneの中に画家がいる」という表現をされていました。なお、開発チームの皆さんの好みで1950年代の画家さんのようです。
 ※長崎さん実際に使ってみせて下さいました。ちょうどこの日(25日)アップロード版が公開されていました!どんどん進化しています。
プロモーションとしては、ツイッターに投稿できるようにしたり、メディアに自己PRしたり、とんがったiPhoneアプリを特集するサイトに投稿したり(海外メディアとのこと)、といろいろマメにPRされているそうです。また、ツイッターに投稿できることで、いろいろな使い方(制作者が意図していなかった)が出てくるのが面白いとのことで、最近では加工されてアップされるケースもあるとのことです。

コメンテイターや参加者よりの質問がありました。
〇齋藤氏より、小さい規模で海外に向う際の心構えについて質問。
→長崎氏、自分のサイズにあった規模で展開すること、チャレンジ精神も大事です、とのこと。そして、ファンを増やすこと、ファンにはまめにフォローすること、とのことです。
〇竹野氏より、海外向けのプロモーションで苦労している所は?との問い。
→長崎氏、英語で伝えたいことを全て伝えられないことです、とのこと。
〇会場より、iPhoneアプリのライセンス(料金)はどう考えていますか、との問い。
→長崎氏、どんどん使って欲しいのでライセンスフリーで考えています、ただ、今サイズが小さいのでポスターまでには展開できない、改良していきたいとのことです。

今回のカフェで、海外向けに自身のソフトウェアを販売できるシステムが開かれている時代にいることを改めて認識しました。小さいところから始められるビジネスチャンスという点も魅力的です。
蛇足ですが、最近ようやく、中継を個人レベルで手軽にできる「ユーストリーム」を知りました。ツイッターと連動して世界中にも中継映像を配信できるようで、衝撃です。このような大きな変革に遅れず、先んじるため、まずは近場での連携を密にしていきたいですね。

今週もカフェやります。テーマはクリエイターのセルフプロモーションです。
3/5(金)18:30~ 場所は同じくTRUNK(卸町)です。詳しくはこちらをご覧下さい。
今週もよろしくお願いします。


仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム事務局
宮城県仙台市青葉区国分町三丁目7番1号 仙台市経済局産業政策部産業振興課
TEL : 022-214-8263
E-Mail : sendai-c3@city.sendai.jp