2008年3月26日
研究会の特徴
映画撮影誘致や映像作品制作スタジオの充実等、映画関連産業の萌芽期にある仙台市に関して、映画産業界が地域に期待する条件整備等を理解するために、映画製作会社等に属する現場の映画人から聞き取りを行い、地域の映画撮影支援体制整備の方向性を探り、他地域に対する仙台市の制作条件優位性を構築していくことを目的とした研究会である。映画産業界現場の声に基づき映画制作支援体制整備の方向性を探ることにより、地域にとってより効果的な体制整備が可能となると思われる。また、実績ある他の自治体からも映画制作条件整備の経験についてヒアリングを行うことにより、地域が行いうる映画撮影体制整備について理解を深めることができる。将来的な地域の体制整備の有り方として、具体的には内閣府の行う地域再生計画の活用や、地域での資金調達の可能性の模索等が想定されるが、仙台市に適した形でより適切な体制整備の有り方を模索することを研究会の目的とする。
研究会実施の背景
国を挙げてのコンテンツ産業振興政策や映画撮影誘致に向けた各地のフィルムコミッション乱立など、各地域のコンテンツ産業振興もより良い体制整備のあり方を模索している。福岡のエネルギッシュなゲーム産業を始めとするコンテンツ産業振興活動や、札幌や大阪でのクリエイティブ産業インキュベーション支援、横浜市での地域再生計画による映画撮影環境の整備等は顕著な事例である。各地が知恵を絞りつつ、産業の振興を図りながら他地域との競争にしのぎを削っている。仙台市においても、「アヒルと鴨のコインロッカー」「東京タワー」等の撮影が行われる等、地域的な映画誘致が行われつつある。今後、映画産業のさらなる流入や仙台市を拠点とした映画制作の活性化を期待するうえで、これまで仙台市が培ってきた資産を活用しながら、どのような充実した支援環境が地域的に構築できるかが、今後の同産業領域発展の可能性を左右とすると言えるだろう。最も効率の良い条件整備を行うためには現場のニーズをふまえた施策が重要であり、そのために映画産業人からの要望に十分耳を傾けるとともに、他地域の実績に学ぶことにより、仙台市に適した効率的映画制作支援基盤整備の方向性を探っていくことが必要である。
サービス又は製品等の顧客層
映画産業の流入や仙台市を拠点とした映画制作の活性化により、地域の映像産業等コンテンツ産業の振興が期待できる。また、ロケ等においては、宿泊業や飲食業等の需要が拡大する。また、周辺産業として、観光業等の振興につながる、更にはイメージアップや文化水準の上昇に伴う地域ブランドの向上により、地域への人材流入を促進する効果が期待できる。
活動の最終目標
映画制作事業者が期待する地域の体制整備について理解を深めるとともに、今後の方向性を提示し、今後の地域施策立案に資することを目指す。
地域産業との連携の可能性
研究会には仙台市及び地域の映像制作業者、せんだい・宮城フィルムコミッション、せんだいメディアテークの方々からご加入いただきたいと考えている。