2009年1月25日
平成21年1月23日(金)18時30分から、卸町会館5階(仙台市若林区卸町2丁目15番地の2 旧仙台卸センターホテル ロビー)を会場に「卸町Cafe/SC3 Cafe Vol.7」が開催されました。
カフェテーマは、仙台クリエイティブ事情(せんだいのクリエイティブ・シェア・オフィス環境を考える。)
スピーカーは、秋田市でココラボラトリーを運営する笹尾千草さんと、Open Aを運営し東北芸術工科大学准教授の馬場正尊さんのお二人。そして、東北大学大学院工学研究科都市建築学専攻の本江正茂准教授にコーディネーターをお願いしてカフェは進められました。
テーマに関する関心は高く、会場には、演劇関係者、美術家、建築士、学芸員、Webクリエーター、アートプロデューサー、行政関係者、経済団体、学校関係者など多方面に亘る方々50余名が詰めかけ、会場は熱気に包まれました。



□ 開催内容
「奇跡のバランス、ココラボラトリーのいま」(30分)
スピーカー 笹尾千草氏(ささお・ちぐさ ココラボラトリー代表/project room sasao主宰)
1977年秋田県生まれ。2000年京都造形芸術大学芸術学部卒業。2003年3月秋田へ帰郷。
クリエイター集団『カラーズ』参加。2004年4月から『百杯会』主催。
2005年「ココラボラトリー」を開業。2006年秋田市フォーエバー現代美術館アシスタントキュレーター。
2007年「project room sasao」始動。
「機能変換によって、なんでもない建物とエリアを再生してきた。」(30分)
スピーカー 馬場正尊氏(ばば・まさたか OpenA代表/東北芸術工科大学 准教授)
1968年佐賀県生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂、早稲田大学博士課程、
雑誌『A』編集長を経て、2002年Open A を設立し建築設計、都市計画、執筆などを行う。
建築設計を基軸にしながら、メディアや不動産などを横断しながら活動している。
コーディネーター
東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 都市・建築デザイン学講座
本江正茂 准教授
ディスカッション(20時~21時)
終了後、スピーカーを交えた交流会が開催され、参加者相互・スピーカーとアーティスト・クリエーターとの積極的な交流が夜遅くまで続きました。
ゲストプロフィール
笹尾 千草 氏 /ササオ チグサ
ココラボラトリー代表/project room sasao主宰
1977年秋田県生まれ。2000年京都造形芸術大学芸術学部卒業。
創業元禄元年の竹材店で働きながら、 社外活動として若手職人集団『地下茎』結成。京都で伝統的職業に携わる若手が「地域的な活動をとること」を目的とした集団で、伝統工芸と社会との接点を見い出すべく活動。台湾政府より台湾大震災復興イベントへの招致を経験。
2003年3月 秋田へ帰郷。クリエイタ−集団『カラーズ』参加。
2004年4月〜『百杯会』主催
語り伝えること/耳を傾けること/対話することをキーワードに、日本酒を酌み交わしながら日々の生活の中でふとわき上がる疑問、抱いている思いについて、世代、立場をこえて語らうイベント。
2005年〜 秋田県『創業支援事業』採択。あらゆるクリエイティブな活動にスペースを提供する「ココラボラトリ−」を開業。地域で表現活動をしている方々へスペースを貸し出し。美術/工芸/音楽/パフォーマンスなど、あらゆる表現者と鑑賞者が出会い、繋がるミーティングポイントとして運営。
2006年〜 秋田市のフォーエバー現代美術館の立ち上げに参加。同館アシスタントキュレーターとして、美術館の運営、同美術館オーナーが主宰する医療現場でのアートプロジェクトに携わる。
2007年〜 現代美術と現代の手仕事を紹介する企画室「project room sasao」始動
秋田県主催のアートイベントの委託を受け、事務局として企画運営
(笹尾千草氏談)
ココラボラトリーというスペースを通じて、老若男女、アートから農業。そして公と個。地域のあらゆる世代、分野を往来しながらイベントを企画。それぞれからの情報を蓄積しては伝えることを繰り返す日々。(不動産業、人材派遣、観光案内...)ぽっかり空いた穴を埋めては、閉塞しないように風穴を開けるというのが秋田での私の役目かと思っています。
馬場 正尊 氏 /ババ マサタカ
Open A代表/東北芸術工科大学准教授/建築家
1968年佐賀県生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂、早稲田大学博士課程、雑誌『A』編集長を経て、2002年Open A を設立し建築設計、都市計画、執筆などを行う。
最近の作品に、
運河沿いの倉庫をオフィスに改造した、「勝ちどきTHE NATURAL SHOE STOREオフィス&ストック」(2007年)。オフィスを集合住宅に改造した、「門前仲町のオフィスコンバージョン」(2005年)、「東日本橋のオフィスコンバージョン」(2004年)。「郊外の小さな農家」をテーマにした守谷の住宅(2006年)。房総半島の海辺の住宅群「房総の馬場家と連棟」(2008年)。
コレド日本橋公開空地デザイン(2005年・グッドデザイン賞)
保土ヶ谷のソーシャル・アパートメント(2007年・グッドデザイン賞)など。
著書に、
『 R the Transformers/都市をリサイクル』(R-book政策委員会)
『東京R計画/Re-Mapping Tokyo』(晶文社)
『POST-OFFICE/ワークスペース改造計画』(TOTO出版)
『東京R不動産』(アスペクト)
『「新しい郊外」の家』(太田出版)
その他の活動として、
都市の空地を発見するサイト「東京R不動産」を運営。
東京のイーストサイド、日本橋や神田の空きビルを時限的にギャラリーにするイベント、CET(Central East Tokyo)のディレクターなども務め、多角的な行動で都市に関わっている。
ここ数年は都市のなかでデッドストックになった空間の再発見と、それをデザインで再生することに力を注いだ。最近は「新しい郊外の発見」をテーマに、東京から時間距離一時間半に位置する住宅と別荘の中間のような機能の家の設計に興味を持っている。
建築設計を基軸にしながら、メディアや不動産などを横断しながら活動しているのが特徴。