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奥口文結

Creators Diary クリエイターズダイアリー

仙台で活動するクリエイターらが日々の出来事や想いを書き留める7日間のフォトダイアリー。誰にでも等しく訪れる一日。けれどもその数だけ異なる一日がある。書くことで読まれる出来事と、読むことで知る誰か。コロナ禍に顔を合わせる機会は減れども、それぞれの日常は続いている。「元気だろうか?仕事はどう?」と頭に浮かぶあの人が近くて遠いこの頃に綴る、一週間の記録です。(月3回更新予定)

12月8日(火)晴れ

「ところで、干し柿の調子はいかがですか?」久しぶりの知人からのメール。ウェブメディアで執筆させていただいているおやつのコラムに、虫や雨よけに水切りネットに包んだ柿を干していると書いたのを読んでくれていたようだ。ベランダに干し始めて約3週間。そろそろいいかなと、試しに水切りネットから取り出すと、しっかり水分が飛んで二回り以上小さくなった柿が現れた。そのまま噛み付いたらねっとり濃厚、大成功。朝のおめざにかこつけて、2個も食べてしまった。

12月9日(水)晴れ

コロナによって、朝の通勤ラッシュを避けようと、移動手段を公共交通機関から自転車に変えたという人の声を度々耳にする。移動手段としての快適さだけではなく、道中をも楽しもうという「ファンライド」を推奨する取り組みが仙台でも生まれている。

というわけで、そのPR動画の撮影で午後から泉中央へ。今回は2人のお子さんを育てる女性にインタビューさせていただいた。インタビュー後、お子さんと自転車を楽しんでもらう様子を撮影。下のお子さんと一緒に自転車に乗って近所のケーキ屋さんにケーキを買いにいく様子を撮ったのだが、思いの外道中時間がかかり、家で留守番をしていた上のお兄ちゃんがすっかりへそを曲げてしまった(帰宅後、ケーキを2つ食べて仲直りしたようだ。あぁ、一安心)。

12月10日(木)晴れ

午前中、新商品企画のパッケージデザインの打ち合わせ。クライアントにとっても初めての試み。私も模索、模索、模索の連続。チーム全体にとって納得のいくデザインとは?買う人に手に取ってもらえるデザインとは?売り場に並べてみないと正解は解らない。でも、アンテナを張って、理詰めと感覚のバランスをとって、正解になるように、つまり売れるようにしていかなければならない。デザインは本当に生ものだと思う。

夕方は、昨日に引き続きファンライドプロジェクトで、毎日自転車通勤をされている男性の取材。ラジオ時代から、かれこれ何百という人にインタビューさせて頂いてきたが、毎回話のきっかけをどうつかむか、相手のキャッチボールの仕方を感じながらどう相手の心を開いていくのかを探るのは面白い。そして、これもまた正解がない。

12月11日(金)晴れ

終日デスクワーク。ウェブメディアの原稿の修正と執筆、Zoomで打ち合わせ1件、午後はイラストの案件を仕上げた。よく、何をやっている人なのかと聞かれるが、これ、と一つに括ることができないのが正直なところ。肩書きも未だに迷っているが、答えが出なくても良いのかな、これから先、変わっていく余地があってもいいのかな、とも思う。

一芸に秀でたタイプではないが、色んな分野に関わらせていただくことが、自分の中で一番良いバランスで、どの分野にも良い刺激になっている。

12月12日(土)晴れ

デザインの仕事で主に使っているのが、AdobeのソフトIllustrator、Photoshopだ。

ここ最近Adobe側でどんどんバージョンアップされ、3年程前から使っているMacBook Proもいきなり重くなってしまった。思い切ってMacBook Pro 2020版を購入。Macの最新版にしては買いやすい金額だとはいえ、なかなかの出費。投資だと思って頑張らねば。案内してくれたAppleのスタッフの方の説明が的確でサクサク進み、快適。きっと新しいMacもサクサク快適だと思うが、セットアップ作業は年明けかなぁ。たまった量販店のポイントで、冷え対策の電気マットを買った。帰り際、輸入食材店で物色。とにかく輸入食材店が好きだ。ジャケ買いで財布の紐がゆるむ。

夜はウェブメディアで取材させていただいたレストラン「BISTRO ENCORE」でごはん。どれも1皿では足りないほどの美味しさ、3皿ずつ食べたい。本当に美味しいお料理を食べると、笑顔になるというより笑えてくるのは私だけ?

12月13日(日)くもり

デザイン案件の作業であっという間に夜になる。日付を超えると睡魔との戦い。一旦熱い湯船につかって目を覚ます。朝までにデータを送らなければならない。粛々と進めるのみ。

12月14日(月)くもり時々雪

朝から蔵王へ。遠刈田温泉に近づくにつれ、冬の晴れた空に雪化粧した蔵王の山並みが浮き上がって見えてとても美しい。

こけし工人さんの工房にお邪魔して、制作風景の撮影。工人さんが削り出した木のビーズを使ってアクセサリーを作る方のホームページ用動画のお手伝い。撮影は本職ではないが、できる範囲で、自分の視点で新しいことにチャレンジするのは、まっさらな可能性を感じて楽しい。

午後は、蔵王の台湾料理店「慢瑤茶」で、自身のインターネットラジオの収録を。マイクとレコーダーを持参し、つないでおしゃべりを録音する。収録という大義名分をかざしつつ、本当の目的は美味しいお料理をいただくこと。欲深いのはバレていて、オーナーの佐藤さんは美味しいお茶とさつまいもの月餅も出してくれた。

おいしいものは正義。おいしいごはんを食べて、よく働き、たくさん感動する。そんな幸せな日々だ。

写真と文 = 奥口文結(おくぐち・ふみゆ)

ファシリテーター、ブランドデザイナー。

2013年(株)エフエム仙台入社。ラジオパーソナリティとして番組制作に携わった後、2019年フリーランスに。ファシリテーターのほか、もの・ことのブランディングデザインを手がける「FOLK GLOCALWORKS」主宰。

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