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中里広太

Creators Diary クリエイターズダイアリー

仙台で活動するクリエイターらが日々の出来事や想いを書き留める7日間のフォトダイアリー。誰にでも等しく訪れる一日。けれどもその数だけ異なる一日がある。書くことで読まれる出来事と、読むことで知る誰か。コロナ禍に顔を合わせる機会は減れども、それぞれの日常は続いている。「元気だろうか?仕事はどう?」と頭に浮かぶあの人が近くて遠いこの頃に綴る、一週間の記録です。(月3回更新予定)

2月3日(水)くもり

いつもは卸町にあるスタジオ開墾にいることが多い僕ですが、今日は荒井駅2Fにあるせんだい 3.11メモリアル交流館に久々の来訪。2月10日から始まる企画展『わたしは思い出す 10年間の子育てからさぐる震災のかたち』の会場構成を任されたアーティスト佐々瞬さんのお手伝いをするため。

インストールの仕事をするといつも思うことだけど、何にもない空間がどんどん変わっていく、その過程を見ることができるってすごく面白い。出来上がった作品は観れても、みんながその過程を見られるわけじゃないから、こういう仕事ができていることをありがたいなぁと思いながらも、実際インストールをしている現場ではそんな余裕もなくバタバタハラハラ、たまにピリリ、の連続。。。

でも合間にミックスフライ定食ご飯大盛りを食べられるくらいの余裕はあったから、とても楽しい現場だった。

2月4日(木)くもり時々雪

スタジオ開墾前の雪かきから始まった木曜日。

それくらい朝から寒かったので、スタジオ内の事務所で動画の確認作業をすることにした。確認していたのは、先月、街中にある音楽スタジオsendai music place ROOTSにて収録したせんだいメディアテーク主催のトークイベントの記録映像で、建築家の宇都宮俊さん、ROOTSオーナーの林宏樹さん、Gallery TURNAROUND代表の関本欣哉さんのお三方に、“開かれた場とは何か”というテーマについてお話ししてもらったもの。改めて映像を確認すると、このやりとりをもっと発展させて深掘りしたかったとか、面白いワードがせっかく出たのになとか、この話はもっと聞きたかった…とか、企画段階での詰めの甘さと想像力の薄さに、反省仕切りな1日に。

2月5日(金)晴れ

昨日の雪も溶け、卸町の綺麗な並木通りが現れたので、パシャリ。

これは僕の日々のルーティンになっている。(インスタを見てくれてる人は見飽きたかも…。)

受付業務をしているスタジオ開墾が卸町にあるので、卸町の街並みを撮る機会が自然と増え、この写真の場所もそうだし、立体駐車場の屋上から見る夕日など、好きな場所がいくつか出来た。

ここで働いていないと普段足を踏み入れることがあまりない場所だと思いますが、卸町には大通りを外れた会社が密集してる中に、雰囲気の良い路地がたくさんある。 

卸町散策、おすすめです。

2月6日(土)晴れ

午後から第3回目の「The KAIKON Sessions」。昨年から始めた、4人のクリエイターが挑むインプロビゼイションとアンビエント音楽の実験。

とにかく即興的にセッションを繰り広げていくスタイルなので、音をよく聴くこと、鳴っている音への瞬発力を意識していつも臨む。

セッションの中には、他の演奏者の自分とは違う音へのアプローチの仕方があり、音楽スタジオ ではないスタジオ開墾ならではの音の存在(他のスタジオ利用者の話し声、車のエンジン音、電動工具の作業音などなど)があり、それによって瞬間的に自分のイメージを変えていきながら、感覚的に音を選んでいく。その、自分ではどうしようもない部分がすごく面白い。

2月7日(日)晴れ

旬のホッキ飯、それから牛タンとおいしいものに囲まれた日曜日。やっぱり季節のものを食べられるって贅沢。

もちろんビールもすすみ、ただただお腹も気持ちも満腹だった休日。

2月8日(月)晴れ

毎月、月初めに発行しているCD「月刊コータ」。

もう2月に入って1週間が経ったのに、まだのんびりと制作。2016年の10月から続けてきたから、もうかれこれ4年と4ヶ月か。このくらいのんびりとつくってきたから、やれてこれた気がする。

始めた当初は、配布してくれているGallery TURNAROUNDに、いつか「月刊コータ」を求める行列が…!!なんて淡い夢を抱いていたけど、、、、それはまだない。でもこれがあるおかげで、サボりがちな制作を1ヶ月に一度はやるので、これからも続けていきたい。

やっと完成した「月刊コータ」2021年2月号。ジャケットを綺麗にデザインしてもらったのに、出来上がりはいつもながら暗い感じに。

2月9日(火)晴れ時々雪

午前中はスタジオ開墾で映像の編集・確認などをした後に、午後からAERに行き、せんだいヤタイの設置作業。コロナ禍でせんだいヤタイを使うような野外イベントがなかなか開かれていなかったので、久々のヤタイ搬入。16台を二人で組み立てていく。 

段々と勘を取り戻してきたが、慣れてきた頃に終わる…という、この感じもせんだいヤタイの搬入あるあるだったな。

僕らがヤタイを組み立てる横では、オンライン配信の入念なリハーサルが行われていた。規模は違うが僕もライブやパフォーマンスの配信をすることがあるので、予想がつかないオンライン配信にリハーサルはとても大切だなと改めて実感すると共に、少しでも早くまたお客さんを呼んだイベントができますようにと切に思った。

写真と文 = 中里広太(なかさと・こうた)

1983年宮城県仙台市出身。2008年より音の即興アーティストとして活動をスタートさせる。これまでに多ジャンルのアーティストとのコラボレーションが多数ある。近年は美術家としてサウンドインスタレーションも発表しており、年に一回個展を行っている。2016年9月、「月刊コータプロジェクト」始動。2019年、2枚目のCDアルバム『Foot Scape』をリリースした。

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