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番外編:読んでけらいん!クリエイター向けおすすめ本その1

Creators Diary クリエイターズダイアリー

仙台で活動するクリエイターらが日々の出来事や想いを書き留める7日間のフォトダイアリー。誰にでも等しく訪れる一日。けれどもその数だけ異なる一日がある。書くことで読まれる出来事と、読むことで知る誰か。コロナ禍に顔を合わせる機会は減れども、それぞれの日常は続いている。「元気だろうか?仕事はどう?」と頭に浮かぶあの人が近くて遠いこの頃に綴る、一週間の記録です。(月3回更新予定)

『世界を変えた100の本の歴史図鑑 古代エジプトのパピルスから電子書籍まで』
原書房/ロデリック・ケイヴ 著 樺山紘一 監 大山晶 訳/2015

人類の歴史は本とともにあると言って過言ではありません。さまざまな時代背景の、さまざまな文化の中で、人びとは知識や情報をどのようにアーカイブし、後世に伝えていくかを思考しつづけてきました。

本書は本の起源を探り、先史時代の洞窟壁画から現代の電子書籍に至るまで、文字や絵を保存する本というメディアがどのような変遷を辿ってきたのかを紹介するものです。

第一章で紹介されているのは、初期アジアの“本”。染色した紐に結び目をつけて、それらを手でたどっていくことで読むことができる本で、記録や意思伝達に使用していたといわれているそう。

第七章で紹介されているのは18世紀のイギリスで出版された、有名なダンス教師だったケロム・トムリンソンによる『ダンスの技術』という本。音楽と身体の動きをともなうダンスを視覚化するために、音符の羅列がステップの動きと連動して描かれています。

内容やコンセプトに添ったデザイン・装飾の工夫や、その時代の印刷方法についてなど、市場に出回り、普及する製品としての本となるまでの形を大まかに知ることができます。

…印刷された本の時代は終わったのだろうか。わたしたちの答えは、ノーだ。だが、もっと新たな発展があるのは確かである。電子書籍とはまったく違った(そしてはるかにすぐれた)ものも出現するかもしれない。…伝統的な本はまだまだ長きにわたり作りつづけられることだろう。(本書序文より)

現在の装丁となる以前の本について紹介する本書は、クリエイターのみなさんの創作意欲を刺激すること間違いなし。本に関わる作家や漫画家、編集者の方にはもちろん、デザイナーやイラストレーター、ライターのみなさんにもおすすめしたい1冊です。

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