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私と「学び」

ワタシト

毎回一つのテーマに沿って、SC3編集部のライター陣がエッセイを執筆。「私と●●」と題し、そのテーマとのつながりを語りながら、写真やイラストと組み合わせ、一つの作品として発表していきます。自分はそれについて、どんな印象をこれまで抱いてきたのか。自分の人生にとって、それは一体どんな影響をもたらしているのか。そんなクリエイターたちの「個性」が覗ける新企画。毎月2回、更新していきます。

小学5年生のとき。
当時の私は、からかわれるとすぐに怒り出す、そんな短気な少年だった。
友人の言葉に、すぐ噛みつき、暴れ狂い、叫び、手を上げる。
けんかは日常茶飯事。クラスメート、先生、親、いろんな人に迷惑をかけた。

あれから20年近く経ち、世の中は大きく変わった。
スマホの普及、SNSの発達により、気軽に連絡が取れてしまう時代。
特に「ディスタンス」という言葉が叫ばれる昨今は、教育現場でさえ、オンラインの指導が流行りつつある。

ただ、そんな世の中を見て、ときどき感じることがある。
子どもの頃、この時代を生きていたら、今の自分はあっただろうかと。

大声を出しながら、友人たちと真正面から向き合った。
そして泣きじゃくりながら、自分自身の弱さを知った。
学校という狭い空間で、人と人が、心を裸にして、対峙する。
あの1年間で、一人の人間として、たくましく成長することができた。

友情、絆、協力、団結……。
大人になった今、笑顔でいられるのは、きっとあのとき、そうした言葉の本質を学べたからだろう。

いつでも、どこでも、誰とでもつながれる、そんな時代だからこそ、あの頃を忘れずに、強く生きていきたい。

Writer = 郷内和軌

1992年生まれ、岩手県一関市出身。岩手県立一関第一高等学校卒業後、仙台大学体育学部スポーツ情報マスメディア学科に進学。アルバイト等で執筆経験を積み、20154月より岩手県盛岡市の制作会社「株式会社ライト・ア・ライト」に入社。地域限定スポーツ誌「Standard」などの制作に携わり、昨年4月よりフリーランスに。趣味はJリーグ観戦。中でもベガルタ仙台の試合は、年に数回の現地観戦を含み、すべての試合を観戦している。

Photographer = 嵯峨倫寛

1980年生まれ、石巻市出身。491アヴァンを経て2013年よりフリーランス。
仙台を拠点に広告分野を中心に活動。2019年より作品掲載サイト、Negative popに参加。

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