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見る工芸から使う工芸へ / 工芸指導所のデザインを暮らしに再現する【小松大知】第1回進捗報告レポ

projects プロジェクト

日本で最初の国立の工芸/デザイン研究機関が仙台にあったことをご存じの方はいるでしょうか?その名も「商工省工芸指導所(以下、指導所)」。1928(昭和3)年に設立され、主に漆工、木工に関する技術開発を担い、世界的な建築家であるブルーノ・タウトやシャルロット・ぺリアンを招聘し、日本の工芸・デザイン界を牽引する役割を担ってきたのだそうです。
指導所自体はその後、数度の改組を経て1969年に閉所となりますが、当時の技術は東北各地の工芸品などに受け継がれているほか、現代の産業技術にも受け継がれている技術もあるのだそうです。

本プロジェクトでは、関係機関や研究者へのリサーチを通して、指導所で作られた様々な作品(商品)のリプロダクトを通して、伝統工芸の現在的価値を再発見し、プロダクトデザインの未来を考える契機となることを目指しています。
プロジェクト申請者の小松さんは、東北芸術工科大学を卒業し数ヶ月前にUターンされたプロダクトデザイナーです。そんな彼だからこその視点で進められる本プロジェクトは、仙台のデザイン史にとっても貴重なものではないかと思います。
去る7月8日には、指導所の資料等一式を収蔵する東北歴史博物館を訪問し、調査協力の依頼を仰いだほか、関係する機関への問い合わせもスタート。今後は、指導所で学び開業した伝統工芸系企業や研究者の方へのヒアリングを予定しています。

今年度はリプロダクトとリサーチ内容などをまとめた冊子の発行を予定していますが、展示なども合わせて開催できるよう、So-So-LAB.としてもサポートできればと考えています。

So-So-LAB.長内

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